私たちは、親祖先、日本人の歴史、人類の歴史を生命の連鎖として、このいのちを今日につないで生きていると言えます。そして今から未来に向かって子孫を通じて同じいのちをつないでいくことになります。その通過地点としての私たちが、唯一無二のかけがえのない存在として、持って生まれた天命に目覚め、人生の役割を自覚し、誰かのためになんらかの形で役に立つために存在していると考えています。あなたにとって「放っておけない人々」とは、どんな人なのでしょうか?これまでの試練の数々を思い浮かべると、その輪郭が見えてこないでしょうか。当塾では、試練の体験を紐解くと、そこに天命の片鱗が隠れていたり、放っておけない人がどんな人々なのか、が見えてくると考えています。あなたにとって放っておけない人とはどんな人でしょうか?まだ考えたことがない、という方もおられるでしょう。私の場合、辛い経験や試練を体験して苦しんでいる時、その体験こそ、「お宝」と喝破した知人がいました。今になってようやくわかるこの関係性(辛い体験=将来へのお宝→放っておけない人とはどんな人なのかの目覚め)。きっと辛かった体験を思い返すと、放っておけない人とはどんな人なのか、少しづつ見えてくると思います。
人はひとりでは生きていけない。人との絆やつながりという関係性に真の幸福感を感じるように本来設計されている。かつて日本では、人生の目的(ミッション)を知らなくても相互扶助ネットワーク社会が形成されていた。米国資本主義の到来により、和より競争、集団より個人という異質な文化の浸透により、日本は社会的歪みを1990年代後半から経験中にあり、心の病はますます社会に蔓延するにも拘らず、抜本的な対策が取られているとは言い難い。人間としての究極の目的である幸福感に直結する「つながり」を回復するには、自分の存在価値やミッションを発見し、目覚め、他者の役に立つことによってのみ可能なのだと考えます。そして自然災害の増加、地球環境問題の悪化、感染問題の常態化など人々の心を不安にさせる要因が増えれば増えるほど、自分軸を相当しっかり持っておく必要があると感じています。
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