「人を幸せにできれば自分も幸せになる。」 では人を幸せにするって、どうすればいいのでしょうか?その人のいいなりになる。これしんどいですね。黄金律で「自分がしてほしいと思うことを相手にしてあげなさい」があります。また「自分がして欲しくないことは人に施してはならない」という道徳律もあります。
当塾ではこのように考えます。
「幸せは他者との関係性にある」という考え方に100%同意します。お金持ちになっても人間関係が気まずかったら幸福感は感じられないし、自分の趣味だけで自己実現できても仲間がいなければ幸せを感じられないかもしれない。一方最低限の生活できる収入があって家族や友人と助け合っていける人間関係があれば、幸福感は感じられるのではないでしょうか。つまり「つながり」が幸せを考える上で最も重要な要素と考えています。次につながりを持つためには、自分が何らかの貢献というか役割というか、「役に立つ」という行為が必要であり、これがないと表面的なつながりになりかねません。では「どのように」役に立つのか、ですが、これこそがe天命塾で一番お伝えしたいことなので、詳細はブログ等別項目で深掘りします。
次に大切なことは、「ありがとう」という感謝の心です。それは相手のみならずすべての存在に対する感謝の気持ちです。私たちは、自分の周りの存在を当たり前のように思って毎日生活していますが、よくよく考えると決してそうではないことに思い当たります。この「ありがとう」についても話が深いので、ブログの方で掘り下げます。
上図について簡単に説明します。 ◼︎いまここ:過去を後悔することもなく、未来を不安視することもなく、「ただいまこの瞬間」に意識を向ける。幸せは過去にも将来にも感じることとはなく、いまここにしか感じることができない、ということに気づきます。
◼︎ありのまま:いい格好を見せるでもなく卑下するでもなく、長所短所織り交ぜたこの自分のありのままを受け入れる。「ありのまま」と言えば、随分前に「♫♫Let it go」という主題歌の映画「アナと雪の女王」が流行りました。ありのままの自分で生きることができれば、自分の人生の役割が見つけやすいと考えています。
◼︎ありがとう:物質的に豊かになった現代社会ではほとんどすべてがお金を払えば何でも手に入る時代。しかし人はそれを当たり前のように見てしまう。朝起きたら目を覚ます。当たり前ですね。アマゾンで品物を頼んだら翌日配達される。当たり前ですね。しかしここで問います。その当たり前は、なぜ当たり前なのでしょうか?当塾ではこの当たり前の「粉砕」をやりたいと思っています。多くのおかげさま(恩恵)を日常的に忘れがちであり、本当にそれでいいのか、と自問自答しています。
◼︎役に立つ:「人は誰かの役に立つために生まれてくる」という言い方があります。ではどう役に立つのか、が当塾が最もこだわっている点です。これがミッションであり、天命であり、志ということと同意なのです。
◼︎つながる:これが幸福を感じるために必要不可欠な根本要素、というのが当塾の考え方です。
「人間の子供が『生まれながらにして他人を関係を結ぼうとする』ということは科学的な証拠が示すところで、人間は生まれた時から、他人や道徳や精神的な意義とのつながりを求めるようにできている」(米YMCA,ダートマス医科大学、アメリカンバリュー研究所)
そしてこれらの5つの要素が満たされてこそ、人は幸福感を感じられると、考えています。
上図は、さらにアドラー心理学を当てはめて見ました。
◼︎「ありのままの自分がいい」というのは「自己受容感」に
◼︎「ありがとうと相手に感謝できる」は、「他者信頼」に
◼︎「役に立つ」は、「自己効力感」に
◼︎「つながる」は、「共同体感覚」に、相当すると考えます。
下図は、同じ5つの要素を図解していますが、脳神経学者の藤井先生はその著書において「幸せは他者との関係性にある」→つまり「つながり」、ということを説いています。
藤井先生のおっしゃていることを同じ図解の中で、黄色の枠組みで追加して見ました。人間は「つながり」を感じると幸せホルモンと呼ばれる「オキシトシン」が分泌される。つまり人間の生態はそのような仕組みになっている、ということです。